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ダイレクトボンディング
2017年5月6日
今日は当院でオススメしている治療、ダイレクトボンディングについて。
ダイレクトボンディングとは聞き慣れない単語だと思いますが、現在多くの歯科医院で取り入れられている治療です。
今までは虫歯の治療は虫歯を削って、その削った部分に金属の詰め物や被せ物をするのが一般的な治療でした。
実は金属の詰め物にとってお口の中って過酷な環境です。唾液が常にあるので金属イオンが溶け出し金属アレルギーのリスクが高まります。食事をすると唾液は一時的に酸性に傾き、さらに金属イオンが溶け出しやすくなります。
金属は歯とはくっつかないので接着剤で歯とくっつけます。毎日の食事、寝ているとき気づかない間に行なっている歯ぎしり、唾液などによって接着剤は少しずつ溶けて行ってしまいます(◞‸◟)そのため、詰め物と歯の間から虫歯になっていることがよく見られます。
また、金属をしっかりと歯とくっつけるためには虫歯でない健康な部分を削って、接着面積を増やさなければなりません。虫歯でない健康な歯の部分まで削ってしまうと歯の寿命を縮めてしまいます⚠️
そこで、このダイレクトボンディングという治療があります。
ダイレクトボンディングとは虫歯の部分のみを削って、その部分に質の高いプラスチックを直接お口の中で盛りつけていき、天然歯のような自然な色や形を再現する治療法です!このプラスチックは歯としっかり接着させることが出来るので隙間から虫歯にあるリスクも減らしてくれますし、金属アレルギーの心配もありません。
歯を削る量が少なく、歯に優しい治療です☺️
この患者様は14歳。奥歯の歯と歯の間に虫歯が出来ています。黒い部分ですね。
小さく見えますが虫歯を丁寧に取り除くと、中では広がっています。これは虫歯を取り除いたところ。
そしてその部分にダイレクトボンディングを行なっていきます。
そしてこれが治療後。
どこを治療したか分からないくらい自然ですよね。歯と歯の間は虫歯になりやすいので、フロスなどの清掃器具を使ってしっかり管理していかないといけません!もちろん定期検診でもチェックしていきます。
銀歯が気になる方、虫歯をなるべく削らずに治療されたい方、是非ご相談くださいね。
歯周病認定医 まんだい千恵歯科